今日は妻の髪染めにつきあってショッピングセンターに行った。
終わるまでの時間暇だったので本屋に行った。
本屋を回っている間にある疑問が浮かんだ。
「Aiって何?」あるいは「Aiとは」みたいな本があるだろうか?
ということ。
それでまず自然科学の所を調べた。
しかしそういう単純な質問に答える本は無かった。
次にコンピュータ・プログラミングのところを調べた。
しかし既にAiありきで話が進んでしまい大元については
何も語られていない。
その脇にコンピュータ一般についての本が並んでいた。
さすがにそこにはAiの歴史的流れが書かれた本があった。
次に文庫、新書関係のところを見た。
文庫には無い。
新書にはAiの文字が入ったタイトルの本はいくつかあったけれど、
そこもやはり既にAiありきの話ばかりだった。
しかしその中に「Aiなき世界に戻れるか」という本があった。
これは結構ちゃんとした本に思えたのでそれを買ってきた。
まだ全部は読んでいない。
しかしわかったことは、誰も「Aiとは何か」ということを語らない、
ということだ。
「Aiはコンピュータの一種」だということすら言わない。
あるいは「Aiはコンピュータプログラムの1形態」ということすら言わない。
テレビ等ではそれが顕著だ。
「Ai」ありきで話が進む。
誰も「Aiというのはコンピュータですよね?」という疑問を投げかけない。
これをAiにやらせれば、こうなります。とか
ひどいとこでは「現在では車の運転もAiまかせですから」とか言ってしまう。
ちょっと待てAiを車に積めるのか?
まあ、いいか。
なんとかネットにつながるかもしれないから。
もしもネットに繋がらず車の中だけでやっていたら
それは「Ai」というより「コンピュータ」だろう。
まあ、そういうスタンドアローンな規模のAiがあったとしたら、
かなり限定的な能力になりそうだ。
いつか超大容量の記憶素子ができて超マルチタスクなCPUが
できたらそういうものもできるかもしれないけど。
だけどAiと言うならやはり超高速回線でインターネットに
繋がっていて、外部の情報や、他のコンピュータ、あるいはAiと
リアルタイムにつながっていてそれらを総合して判断できる
ようになっていないといけない。
そうなればそれを「Aiが運転している」と言ってもいいかもしれない。
しかしわかったことはいまのところ「Aiとはこういうもんだ」
と簡易に言うことができないということ。
Aiはコンピュータだけれども、これまでおような単一なコンピュータ
ではなく無数のコンピュータとネットワークで繋がった
巨大なコンピュータシステムだということだ。
しかし、それでもまだこう言うことはできると思う。
Aiはまだ自分で考えているとは言えない。