前に真空管をコレクションしているということは書いたと思う。
先日から従弟から電話で真空管アンプについての意見を聞かれている。
私は真空管についてはあまり知らない。
知らないのだけど「知らない」では済まないので勉強している。
おかげで真空管回路のことはほとんど理解した。
問題は数百ボルトの電源電圧の回路を実際にはいじったことがないことだ。
比較的最近の電子回路しか扱っていなかったから最大100Vしか知らない。
ああ、電子シャッターで300Vというのはやったことがあったけれど、
それだけだ。
だから回路上でどういう動作をするのか実感できない。
あくまで原理的にこう動くだろうということしかわからない。
そんなのはエンジニアでもなんでもない。
従弟の問題は
ここにプラスが来てしまっていることなので、電源回路であることは明らか。
だからまず電源を調べるように言ったのだけど。
さっきの電話ではやはり電源回路、たぶんブリッジが壊れているらしい。
それはいいのだけど、ほかの部分は大丈夫なのだろうか?
なにせ数十年前(1975年)のアンプだ。
私も古いアンプは持っているけれど20年前のだ。
1975年のアンプがそのまま動くのだろうか?
そっちの方が疑問だ。
抵抗はいいとして電解コンデンサーは取り替えないとだめだろうな。
トランスも中でショートしている可能性はあるかも。
そんなものの修理を始めたらパンドラの箱を開けたようなものだと思う。