9/08/2022

The days of Pearly Spencer パーリースペンサーの日々(2)

 訳してみよう・・・どうやら詩は複数行にまたがっている。
1行ずつ訳すと意味が通じない。

The Days of Pearly Spencer

安アパート、汚い通り
裸足で歩いて疲れていた
震える太陽に見守られたその通りは長くとても完全だ
小さな幼顔に年老いた瞳
壁や割れ目を通り抜け、跡も残さず、
昼間の明るさを避けている影のレース(競走)を眺めながら

パーリースペンサーの日々
ああ
レースはほとんど終わっている

曇りガラスに鼻を強く押し付けて
膨れた塊のように見つめている
草の生えないコンクリートの野の上で
めくらの様につまづいている
鉄の木々が空を覆い、しかし、しおれながらも立ち、
草がどこへ行ったのかも知らないし気にもしない目を通して
見つめている

パーリースペンサーの日々
ああ
レースはほとんど終わっている

パーリー おまえの乳白色の肌はどこに行った
その顎の安いジンに浸っている無精ひげはなんだ
おまえは演じて負けたんだ、勝ったわけじゃない
おまえは決して倒れない家を演じていた
ほら、打ち負かされうなずいた頭を見てみろよ
お前はネズミしか走れない道を遠くまで歩き過ぎたんだ

パーリースペンサーの日々
ああ
レースはほとんど終わっている