暇にしてるとどこかに行きたくなるのだけど、
いつも遠くに出かけると思うのは
「なんでここにいるんだろう?」ということ。
例えば空港について、ホテルにたどり着いてベッドに腰かけて
思うのは、「家に帰りたい」ということ。
それからずっとその気持ちがある。
次の日になって、「さあ、今日はどこに行ってみよう?」
とポンプアップするのだけど、気持ちのどこかに「帰ろうかな?」
という気持ちがある。
現地がよっぽどエキサイティングな場所だったら、それに浸ってしまうから
平気なのだけど、
札幌に帰った(行った)時などは、まず「あれ?なんでここに来たんだっけ?」
と思う。
旅行はまずその気分に打ち勝つことから始まる。
一番怖いのは旅行先の飛行機や災害で事故に遭った時には必ずこう思うはず。
「ああ、やっぱり家にいればよかった。
家のソファーに横になってテレビ見てればよかった」と。
その時が怖い。
どこか遠くに行くときはあんまり考えないことにしているけれど。
いつからこんなふうになってしまったのかわからない。
バイクに乗っていた頃もむちゃくちゃやってたのに。
ハングに至っては死んでもおかしくないことを何度もやっていたのに、
今はなぜかアウェイが怖い。