時々おかしいんじゃないか?と思うことがある。
例えば、宇宙は加速膨張をしていて宇宙の端では光の速度に近づいている。
とかいう話があるけれど、宇宙の端って何だろう?と思う。
ここからどこか遠くの方に宇宙の端がある、ということなのだろうけど、
ここでも十分宇宙の端じゃないかと思う。
たぶん宇宙は閉じていてどこにいても宇宙の端なんじゃないかと思う。
そうすると、ここは光の速度に近い速度で広がっているはず。
だいたい光ってなんだろう?と思う。
前にも書いたと思うけれど、光はたぶんこの宇宙のシステムクロックみたいなもの
なんだと思う。だから静止した系から見ても、動いている系からみても同じ速度なのだろう。
光より早いものは無い。
はず。
そういえば、時間に関するドキュメンタリーで、
「ある限られた空間の物や空気やゴミや何もかもとり去ったらそこに何がある?」
ということを言っていたけれど、
大学1年の時に同じことを思って友人に問いかけたことがある。
もう46年くらい前だ。
友人は同じ理工学部で私より頭が良かった。
彼にきいた。
「ここの30cm四方の空間からガスとかチリとかを全部取ったらそこに何がある?」
というテレビと全く同じ質問だった。
私は
「たぶん数学的な3次元空間があるんだろうけど、なぜそれが様々な因果律を持つの?
例えばネズミを入れたとすると死ぬでしょう? なんで死ぬの?
何事も起きなくていいはずなのに、何がネズミを殺すの?」
と聞いた。
さらに、
「それじゃあこの何もないみたいな空間を宇宙に持って行って、小さな鉄の玉を2個
その中に入れたとすると、そのうちその2個は互いにくっつくでしょう?なぜ?」
彼は
「それは自然の法則があるからだよ」と言った。
私は
「その自然の法則ってのは、その一見何も無い空間にどういう風に存在してるの?」
と聞いた。
その返事を覚えていない。
だから今でも同じことを疑問に思っている。
この何もないけれど何かの働きがある。
というのはコンピュータ・プログラムとそれで動いている一連の処理に似ている。
処理の側からは自分がなぜこういう動作をしているのか理解できない。
というと「仮想空間」の話に戻ってしまうけれど、
私は世界がプログラムでできているとは思わない。
しかし世界というハードウェアが自然の法則というプログラムで動いているとは思う。