前にも書いていると思う。
私の学校の研究室の直接の先生(神崎先生)はガラス細工が得意だった。
私が壊しまくった器具をいつも直してくださった。
私はそれほどうまくはないけれど、普通のガラス管を使った細工は結構できるようになった。
今日YouTubeを見て思い出したことがあった。
YouTubeの動画は
BIGGER BULLET BEATS Prince Rupert's Drop? (at 223,000 FPS) - Smarter Every Day 170
というタイトルのものだが、オタマジャクシ状のガラスを銃弾で撃つというものだ。
先端の丸い部分は非常に丈夫で銃弾が当たっても壊れない。
ガラスは普通の(並)ガラスなのだが、高温状態の時に水に流し込むとオタマジャクシ状の
形状ができる。
この形状というか、これが丈夫だということはどこかで見たような気がする。
問題はこれが壊れる瞬間なのだけれど、動画では頭の丸い部分を狙った銃弾で
壊れる時の映像が撮られている。やはり壊れる時もあるわけだ。
この壊れる瞬間は非常に短い時間で全体が壊れる。
高速度撮影した映像では頭から壊れて行く時に反対側からも壊れ始める様子が写っている。
どうして反対側は先端が壊れたことがわかったのだろう?
と思って良く見ると、ガラスの表面を何かが壊れる速度よりも早く走っている。
それが反対側まで達して後ろからも壊れ始めるようだ。
この現象は面白い。
並ガラスが割れる速度はこんなに早くない。
それで、この現象は前にどこかで見たような気がする。
恐らく神崎先生が話してくださったか、あるいはあの先生だから実際にガラスを
急冷させて、目の前で実験しくださったような気がする。
細くなった方をペンチかなにかで挟んで割ると、一瞬にして全体が壊れる。
そういうことを見せてくださったように思う。
神崎先生は化学のことだけでなく電子回路のことも教えてくださった。
笑いながら説明してくれて、私が理解できないと厳しく教えてくださった。
とても感謝しています。