私と学校時代の友達小沼の二人が宇宙に行くことになった。
小沼は元々しっかりしたやつだから宇宙に行くのも平気そうだった。
私は宇宙服を着て緊張している。
そして「ほんとうに宇宙にゆくのだろうか?」と
考えている。
気持ちが悪くなったり、
閉所が怖くなったりしたらどうしよう?
と考えている。
周りはすっかり出発の準備をしている。
私はとても怖い。
やっぱりやめよう、と思う。
小沼が笑いながら私を見ている。
そういう夢だった。
宇宙へ行くという状況を考えたことが無かった。
だから夢でそういうことになって
とても不安だった。
今考えても、絶対宇宙になんか行きたくない。
ハングで空を飛ぶのも危険だけれど、
怖いという感覚は無い。
別にどこかに閉じ込められるわけではないし、
強制的に閉じ込められるわけでもないから。
宇宙は怖い。
無限の空間が広がっているけれど
それが余計に怖い
山から空に飛びだすのとは全く違う
空も広いけれど
宇宙の広さはとても狭いように思う
身動きできない
そういうのはとても怖い