三浦にはこの風で露わになったような木々の景色が多い。
これを見るとずっと以前にどこかで見たような気がしてならない。
それが日本だったのかどうかもわからない。
でもどこかでずっと昔に見たように思う。
そしてその時とても不安で怖い感情を持った。
だから今こうしてその風景を見るとやはり不安にかられる。
見ていると怖くなる。
でもとても魅かれる。
だから写真を撮ってしまう。
ちょっと思ったのは初めて北海道に行った時に、
野付半島を車で走っているときにこういう風景があったような気がする。
かなりあいまいな記憶だけれど
長い野付半島の砂地の道路を走っていた時に見たように思う。
たぶんそれかもしれない、と今思った。
こういう木が半島の海側に並んで立っていたように思う。
なにせもう50年前のことだ。
昨日空を飛ぶ夢を見た。
正確には「飛ぶ」よりも「跳ぶ」の方だろう。
おかしな競技に参加していて、道の途中に背の高い柱が2本立っていて、
その1本目の柱に向かって走って、跳んで最初の柱を回って次の柱のどこまで跳べるか
というわけのわからない競技だった。
私は結構良い成績で、3度目を跳ぼうとしたら
夢のシーンが変わってしまった。
私は女子高生と並んで座っていて話をしている。
なぜ女高生だとわかったかというと制服を着ていたからだ。
とても気の合う相手だった。
その時の私の年齢はわからないけれど、多分彼女と同じくらいだったと思う。
女子高生の顔はわからない。
でもとても懐かしい感じがした。
何か話している時にさっきの競技のことを思い出した。
「ああ、戻らなければ」と思って立とうとした時
目が覚めた。
戻らなければ良かった。
と思った。