12/13/2023

死にかけた

 今いるところは基本的に山なのだけど、隣の山の向こうに行くには
一度山を下りてトンネルをくぐって隣の谷地から登らなければならない。
しかしここの山の上から隣の山までは途中に峠があって行けるように
見える。
今日その峠に行って道を発見した。

安針塚から逸見に降りる道の途中に分岐があってその道の途中に
非常に細い山道があった。
人が一人通れるくらいの獣道のような道。
その道は山膚に沿って続いていた。
はっきりわからないけれど赤い点線のように続いていた。
その道の入口には「イノシシが出ました注意!」という看板があった。
その道を50メートルくらい行ったところで突然足元が無くなった。
焦って左側の藪をつかんで難を逃れた。
崖沿いにある道が崩れて無くなっていた。
いや、実際は道はあったのだけれど、足を乗せたとたんに崩れた。
良く見るとその先も崩れていた。
たぶん誰かがそこを踏んだのだろう。
そこで滑落したら2,30メートルは落ちていたと思う。

冷や汗をかいた。
道が無いので左側の山肌に足場を作ってそこを越えた。
その先は一応誰かが歩いたように藪が無くなって歩くことができた。
100メートルくらい行ったところに倒木が道をまたいでいた。
そこを乗り越えるとまた150メートル、200メートルのあたりにも
何本も倒木があった。そこはくぐって歩けた。
そこまで行くとこの道は誰も通っていないな、と気づく。
300メートルくらい行ったところに倒木があったけれど、
その大きな木は道にそって倒れていて、道はそこで行き止まりになっていた。
両側はとても歩けない。
そこで行くのを断念して戻って来た。

今回、イノシシは出なかったけれど、カメラの三脚を持っていたので
それをこん棒代わりにして持って歩いた。

それよりもその崩れた道は通行止めにすべきだと思った。