6/28/2022

Back to 1969 フォークゲリラコンサート

 誰かがFBに「フォークゲリラ」の写真を揚げていた。
ちょっと違うかな?と思いながら考えていた。
その「広場」のことではなく日比谷野音で行われていた高石友也さんの
コンサートのことを。
フォークゲリラのことは「After the gold rush」に詳しい。
その中でこのコンサートのことも書かれていた。
フォークゲリラがそのコンサートに「乱入」した様子が
レコードに残っているようだ。そのレコードを私は持っていない。
その時の高石さんとこちらのメンバーの会話が書かれていた。
それを読んでいて、その時のことを鮮明に思い出した。
私はステージに上がる前までは「西部戦線」という黒い旗を持っていた。
ステージに上がってから他の人がその旗を持って先頭に立って
高石さんのところに近づいて行った。
私(とmurayama)はステージの少し後ろにいて先頭の(jiro)と
高石さんのやり取りを聞いていた。
聴衆は最初何が起きているのかわからないようだった。
暫く高石さんとのやり取りがあってから、
会場から「帰れ~!」の声があがった。
私は聴衆を見ていた。
彼らは何を考えているのだろう?と考えていた。
フォークソングファンなのだろうけれど、なんだろう?
全く違う人種のように思えた。
少なくともその時はそう思っていた。
私が向こう側にいたらどうだったかわからないけれど、
あの当時に限れば、向こう側には居なかったと思う。

しばらく二人のやり取りを聞いていたけれど、
全く高石さんの話が分からなかった。
聞き取りにくかったこともあるけれど。
この時の趣旨は前日に話し合ったように
「高石さんはなぜフォークゲリラという名前のコンサートを行ったのか?
高石さんの歌はフォークゲリラとどう関係あるのか?」
だったように思う。
私の記憶ではそういう話だったように思う。
とは言ってもそれは「西部戦線」側で話した内容だったけれど。
西口あるいはその他の人達がどういう趣旨だったのか私は知らない。

そんなわけで私達は何もすっきりせずステージを追い出されるように
その場を去った。去った時に聴衆から大きな歓声が上がったように思う。

After the gold rushに小さな写真があるけれど、
この写真が当日のその場の写真だとすると、
写真の一番手前左の長髪が私のように思う。
その右にいるのがMurayama。
間にあるギターは私のギターではない。
たぶん私の旗を渡した人かJiroのギターを私が預かったのだと思う。
向こうの右側の黒い旗が西部戦線の旗だ。