ミュシャのポスターは以前何度か美術館に足を運んだことがあった。
だからあまり行く元気は無かったのだけど、行こうという人がいたので一緒に行った。
驚いたのは見たこともないサイズの巨大なスラヴ叙事詩の絵だ。
1枚ではない。かなりの数の巨大な絵だった。
はっきり言って感動した。
美術館は良く行くが絵を見て本気で感動することは少ない。
だけどあの一群の絵はすごいとしか言いようがない。
ものすごい数の鑑賞する人々が部屋にあふれていたのだけど、そんなことはどうでも良かった。
あれを観ずに死ぬのは明らかに馬鹿げている。
あの場にいると観客は消えてしまいえの世界に入り込めた。
そんなことはめったに無い。
その後に一連のポスターが展示されていたのだけど、
スラブ叙事詩に圧倒されてしまいあの大きな有名なポスターが小さく見えた。
スラヴ叙事詩の絵の一部に気になるシーンがあった。
こんな風に切り取ってしまうのは顰蹙ものだと思うけれど。「原故郷のスラヴ民族」という絵の
一部なのだけれどどこかで見た気がした。
家に帰って調べてみてわかった。Roger Deanだ。
真似したわけではないと思うけれど、同じようなシーンだ。
そうだやっぱりこのシーンだ。
気が済んだ。
気が済んだ。
札幌にいた時、部屋はロジャー・ディーンであふれていた。
壁いっぱいのポスターを貼っていた。
そのポスターは今はもう無いけれど、検索したら見つかった。
この画像ではわかりにくいけれど、魔女のような人が岩に座っている。
札幌のパスコで買った。
その他にもそれほど大きくないポスターが何枚かあった。
Roger Deanはまだ健在のようだ。
私と6つしか違わない。
あの頃はRoger DeanとCriss Fossの絵を眺めながらレコードを聴くのが常だった。
Criss Foss