5/26/2017

Roger Dean

Mucha展に行ってきた。
ミュシャのポスターは以前何度か美術館に足を運んだことがあった。
だからあまり行く元気は無かったのだけど、行こうという人がいたので一緒に行った。
驚いたのは見たこともないサイズの巨大なスラヴ叙事詩の絵だ。
1枚ではない。かなりの数の巨大な絵だった。
はっきり言って感動した。


美術館は良く行くが絵を見て本気で感動することは少ない。
だけどあの一群の絵はすごいとしか言いようがない。
ものすごい数の鑑賞する人々が部屋にあふれていたのだけど、そんなことはどうでも良かった。
あれを観ずに死ぬのは明らかに馬鹿げている。
あの場にいると観客は消えてしまいえの世界に入り込めた。
そんなことはめったに無い。
その後に一連のポスターが展示されていたのだけど、
スラブ叙事詩に圧倒されてしまいあの大きな有名なポスターが小さく見えた。

スラヴ叙事詩の絵の一部に気になるシーンがあった。
こんな風に切り取ってしまうのは顰蹙ものだと思うけれど。「原故郷のスラヴ民族」という絵の
一部なのだけれどどこかで見た気がした。
家に帰って調べてみてわかった。Roger Deanだ。

真似したわけではないと思うけれど、同じようなシーンだ。
そうだやっぱりこのシーンだ。
気が済んだ。

札幌にいた時、部屋はロジャー・ディーンであふれていた。
壁いっぱいのポスターを貼っていた。
そのポスターは今はもう無いけれど、検索したら見つかった。


この画像ではわかりにくいけれど、魔女のような人が岩に座っている。
札幌のパスコで買った。
その他にもそれほど大きくないポスターが何枚かあった。


Roger Deanはまだ健在のようだ。
私と6つしか違わない。
あの頃はRoger DeanとCriss Fossの絵を眺めながらレコードを聴くのが常だった。

                Criss Foss