記憶がいつのまにか変化して勘違いしていたということがよくある。
今朝は頭上には雲ひとつ無い青空だ。
たぶんもう30度を超えているだろう。
空を見ながら、そういえば夏がタイトルのSFがあったな、と考えていた。
「あれはブラッドベリーだ・・・」
「そうだ、猫だ、猫が出てくる・・・」
それでブラッドベリーを検索して本の名前を思い出そうとした。
しかし、出てこない。
「おかしいな、記憶違いか?・・・」
それで、”SF、猫”で検索してわかった。
ハインラインだ。
そうだ、なんでブラッドベリーだと思ったんだろう?
ブラッドベリーも猫の話を書いていたからだろうか。
原題はThe Door into Summerなんだ、と今知った。
2回は読んでいるはずだけど、内容をほとんど覚えていない。
最後の猫に再会するところしか記憶にない。
たぶんあの小説はそのシーンが一番大事なものだったんだろう。
それじゃあSFのシーンで一番印象に残っているものは?と言うと
やはりブラッドベリーだ。
火星年代記の火星に移住する時の話で、一つだけ地球から持って行って
いいものを選ぶところで、家のポーチを持って行くというところだ。
なぜかその話をよく覚えている。
もうひとつ神林長平の”魂の駆動体”の中の、遠い未来に自動車の設計図(紙)
を見るシーンだ。このシーンは読んでいて涙が出た。
SFはきっと話し尽きない。
また書こう。