硤合反応という漢字を見て、
これはキレート反応みたいなものか?
と思ってしまった。
これはキレート反応みたいなものか?
と思ってしまった。
挟むという字に似てるでしょう?
でも先生の名前だった。
この反応というか鏡像体と言う話は中学の時に聞いた。
あれは「科学教室」とかいう東京都がやっていた
各学校から中学生を選出して小平の学校で皆一緒に
学校では習わないことを習うというものだった。
私はそれが面白そうだったので、先生が選出する前に
自分であれに行きたいと希望した。
その時先生は「あれは、お前、成績がすごくいい生徒が行くものだぞ」
と言った。橋本先生と言った。
皆にあまり好かれていない先生だった。
でも先生は私を選出候補に選んでくれた。
それで行くことになった。
確かにそこでやってることはまだ学校で習っていないこととか
があった。何かの公式で黒板に書かれた数式は全くわからなかった。
それでも意味だけはわかった。
その教室だったと思うのだけど、
味の素はどうやって生まれたか?
という話があった。
なぜかよく覚えている。
味の素を作った人は昆布を何トンも煮詰めて
そこから「味」の元となる物質を抽出した。
それがL-グルタミン酸ナトリウムだった。
その人はその物質を合成しようと思った。
こうすればできるはずだという反応を考えて
それでグルタミン酸ナトリウムを作った。
しかしそれは全く美味しくなかった。
調べてみると光学鏡像体が同数混ざりあっていることがわかった。
L型とD型が半分ずつ混ざっていて、
L型はおいしいがD型はおいしくない。
それらを分離することができなかった。
ところが生物が作り出す物質は全てL型になっている。
そこでその人は微生物を利用してこの混合物から
L型だけを取り出すことに成功した。
だから最初の「味の素」は微生物の助けをかりて作っていた。
という話なのだけど、今回の硤合反応はその混合物のうちの
片方の物質をほんの少し触媒として加えると、反応はその触媒と
同じ型のものを多く生成し始め、その生成された物質がまた
触媒としてそっちの方向に反応を進め、結果として非常に純度の高い
物質を生成できる。
というものだと思う。
正確に何の物質についてかは知らないけれど、
そういう感じだと思う。
なんと硤合先生は私と同い年だ。






