10/21/2026

60年代アメリカン・フォークソングの

 Donna Donnaだけど、当時は何も考えていなかった、
ということを思い知らされる歌のひとつだ。
牛が売られて行くかわいそうな歌、
としか思っていなかった。
だけど今、歌詞を見直してみるとこの歌は
プロテストソングあるいは民衆を扇動する歌だとわかる。

牛は市場に連れて行かれて売られてしまう。
風は力いっぱい笑っている。
もう不満を言うのはやめろ、
一体誰が牛になれと言ったんだ!
なぜツバメのように誇りを持って
空を飛ぶ翼を持たないんだ!
風は力いっぱい笑っている

という歌なんですね。
牛は市民であり、ノンポリであり
ツバメは不条理な制約から解放された人達だ。

言われるがままに市場に連れて行かれて
売られるなんてやめて
自由になろう

という歌。
これを市場に売られるかわいそうな牛の歌、
と解釈するには
力いっぱい笑っている「風」はあまりにも非情だし、
なんでツバメにならないんだ、というのも
無理な話だ。

今思うにジョーン・バエズがこの歌を英語に翻訳して
歌ったことを私は何も気が付いていなかった。
これが羊だったら違ってきただろうな

あの当時の歌にはそんなのがたくさんある