6/06/2026

板垣直樹さん事故

さっき私がハングをやっていた筑波のNASAというスクールから
フェイスブックでお知らせが来た。
板垣さんがヨーロッパの事故で亡くなったという知らせだった。
板垣さんは世界的ハングフライヤーだ。
確か昨年もヨーロッパの大会で優勝していた。

板垣さんは私がハングを習った先生だ。
当時、私より10歳以上若かったと思う。
いや20歳くらい若かったかもしれない。
とにかく元気な人だった。

私が一番最初に山から飛んだのは山形の十分一山だった。
その時皆で一緒のバスに乗って出かけた。
人とハングで2台のマイクロバスで行ったように思う。
十分一山のテイクオフは見渡す限り畑で、どこに降りても
良さそうなくらい広々したところだった。
皆並んで順番に飛ぶわけだけれど、下のランディングに板垣さんがいて
無線で生徒に指示を出していた。
私は3本飛んだ。
1本目、2本目は問題無く飛んでランディングした。
2本飛べば試験はOKなのだけれど、
3本目を飛ぶ時間があったので、どうするかを聞かれた。
というのも試験中に危険な行為があった場合、試験は通らないから。
無理して3本目を飛んで何かあったら試験中止になってしまう。
しかし学生の連中は皆3本目を飛んでいた。
それで私も飛ぶことにして、テイクオフで風が来るのを待っていた。
もうだんだん風が弱くなってきていて、ほぼ無風だった。
でも無風で飛ぶのは何度も練習してきていた。
それで今だと思った時に走り始めた。
しかし機体は浮かずそのまま斜めの崖を滑り落ちてしまった。
しかも歯が1本欠けた。
その時やめとけばよかったと後悔した。

それで宿に戻って今日の結果の発表があった。
私はダメだったろうな、と思っていた。
しかし板垣さんは先の2本が良かったからOKと言ってくれた。

その板垣さんが亡くなった。
ちょっと信じられないニュースだった。
まだこれからなのに。
板垣さんは豪快な笑い方をする人だった。
その笑顔が忘れられない