4/28/2026

会いたい人

 もう会うことはできないけれど会いたい人
当時のまま会ってみたい
女の子、女性はたくさんいるので除外しよう。

小学校5年の大阪、高槻の小学校の分校で
一緒だった東京から来た同学年の子。
彼とは一度も話したことが無かった。
でも顔を会すと必ず笑顔で挨拶した。
あの子の笑顔をもう一度見てみたい。

小学校6年の三鷹。
7小にいた一年下の学年の子。
話したのはたぶん一度っきりだった。
サッカーで同じチームになった時だ。
それ以外は親しく話すことも無かった。
でもいつもその子を見ていた。

同じく小学校6年の時の学習塾の1年上の男の子。
男の子というか先輩だったわけだけど、
ちゃんと話をしたことは無かった
でも顔を会せたら笑顔で挨拶した。
授業中でも隣の教室の彼と目が合って
手をふったりした。

高校の時は不思議といない。

大学1年の化学科。
同期の和泉って言ったかなぁ?
たまに会うと笑顔で挨拶した。
私より少し背が低いくらいだった。
彼も授業が終わると渋谷に行ったので
よく一緒になった。
もう1年の終わるころだったか
京王線で一緒になったので立ったまま隣のつり革につかまった。
何を話したか思い出せないけれど、
話すことが無くなってしばらくしたら
彼が私の左肩に頭を乗せてきた。
すぐに離れたけれど。
彼は今どうしているだろう?

少年時代の思い出はその頃までだ。
なぜ少年時代だったのか、
なぜ少年時代が終わったのかわからない。
今ではその時の気持ちを思い出すこともできない。

そこで思い出した。
もっと小さな頃だ。
三鷹のどこか。
友達の自転車の後ろに乗っていた。
家までの道の途中で雨が降り出した。
運転する友達の背中に顔をつけて
雨を防ごうとしたら、
彼のセーターのとてもいい匂いがした。
雨に濡れたセーターの匂い。
今でも濡れたセーターの匂いを嗅ぐと
そのシーンを思い出す。
…と書いていて思った、
あれはコーちゃんだったんだ!
確かコウイチっていう名前だった。
2軒となりの私の兄の友達のお兄さんだった。
たぶんそうだ。
だから私より2,3歳年上だった。
コーちゃんの笑顔はちょっとはにかんだような笑顔だった。
コーちゃんはほどなくプールで溺死してしまった。
あのコーちゃんにもう一度会ってみたい。
どんな子だったのだろう。