いつも札幌に行って帰ってくると、あの街には嫌われてるな、と思っていたけれど、
今回はその感じが無い。
それに思い出にある全ての物が変わってしまっているのに、
あの街の今が懐かしい。
札幌にいたときに知り合った唯一の男の友達は豊平川のそばに住んでいた。
彼のアパートはどのあたりだったろう?と思い豊平川に行ってみたが、思い出せなかった。
土手に座ってしばらく見ていた。
ひとつ思い出した。
この写真の向かいあたりに「穀物屋」だったかな?そんな名前のジャガイモ料理とか
を食べさせる店があった。
一度は入ったことがあったはずだけれど、それ以上思い出せない。
しかし豊平川をこんなにじっくり見ることはあっただろうか。
そうだ、一度花火大会を見た。
あの時もこの向かい側のあたりに車を止めて花火を見た。
あの当時も混み合っていたけれど、たぶん今からすれば平和だったのだろう。
車を停めていても何も言われなかった。
その土手からその友人に電話をかけたけれど、3回かけなおしたけれど、
出なかった。どうしているだろう?
もし電話に出たら「今どこにいると思う?」と言ってやろうと思ってたのに。
豊平川だよ。
藻岩山が見えた。
藻岩山のケーブルカーは午後からなんだ。
時間が合わず行けなかったけれど、羽田の閉鎖で一日ずれるのがわかっていたら行くのだった。