4/12/2016

高層マンションと子供

昨日のニュースを聞いて、もうひとつ古い映画を思い出した。
あれも海外のショートフィルムだったように思う。

アパートの一室で母親と子どもが暮らしている。
母親が家事をしている間に、子どもがベランダに出て柵に上って遊んでいる。
母親はそれに気づかない。
子供は柵の外に身体を乗り出しているうちに手を滑らせてしまう。
子供はかろうじて柵をつかんでいる。

母親が子供を探して呼ぶ。
でも返事が無い。
どこを探してもいない。
そこで母親は思い出す。
以前冷蔵庫に入っていたことがあった。
子供は雪になりたかった。(とかだったと思う)
母親は急いで冷蔵庫に走る。
ドアを開けるが子供はいない。

部屋のドアを開けて出てはいないはず。
母親はぼんやり窓を見る。
柵の下に子供の手が見える。
母親は急いで走って行って、その手をつかむ。
しかし、柵を通してつかんでいるのでどうしようもない。

母親はなんとか子供を上に上げようとするが、
できない。
そのまま時間だけが過ぎ、
子供も親も手の力がなくなって行く。

子供は空を飛ぶ空想をする。
子供が言う。
「お母さん手を離していいよ、僕は空を飛んでふんわり地面に降りるから。」
「大丈夫だよ」
母親は子供を叱り付ける。

そうしているうちに、道路を歩いていた人が二人に気がつく。
みな空を見上げて大騒ぎになる。
そこにいた一人の若者がそのアパートに駆け込み
階段を上ってその部屋にたどり着く。
ドアを開けようとするが、鍵がしまっていて開かない。

(ここから記憶が不確かだけれど…)
たしかその若者は人のいる部屋を探す。
そして上の階に人がいて、その部屋のベランダに出て
パイプ等をつたって親子のいるベランダにたどり着く。
そして子供の腕をつかんで部屋に入れようとするが、
母親は子供の手をつかんだまま離さない。

もう大丈夫だからというが手を離さない。
でもそれは手を離さないのではなく、
母親の手が固まってしまい、離すことができないのだった。
やっと母親の手を離して部屋に入れるが、
母親の手は子供をつかんだ格好のまま戻らない。

地上では歓声があがる。


というような映画だった。
あれは何という映画だったのだろう?
記憶ではMotherだったように思うが。