11/19/2025

中国人の友達

 こう中国からの圧力というか非難というか攻撃というか
があるとほんとに中国という政府を嫌いになる。
こういう時は中国人の友達、馬さんを思い出す。
しゃべり方こそ変な日本語ではあったけれど、
誠実でまじめな人だった。
一緒にプログラミングの仕事をした。
と言っても技術は彼の方が数十倍上だった。
決してそれを自慢せず、静かに仕事をしていた。
そんな時に天安門広場の事件が起きた。
彼の家族も中国政府の役人から監視されていたそうだ。
家族にデモに行った人がいないか調べにきたそうだ。
彼はデモ隊シンパだった。
現地で何が起きているかを知っていた。
私は彼の身元保証人になっていた。
何か起きたら彼を守るつもりだった。
と言っても何ができるかわからなかったけれど、
東大闘争救援会に居た時の知人に相談するつもりだった。
もしも彼の家族にデモに参加した人がいたら、
かれは即刻強制帰国させられただろう。
彼は国の人達が知り合いでデモに加わった人を
密告していたと言っていた。
でも、幸い彼は無事に過ごすことができた。

こういう時は彼が話す姿を思い浮かべると
心が和む
彼も私と同い年くらいだから今は高齢者だろう。
元気にしていれば良いが。