きわめて不謹慎な話を書こう。
ちょっと前に「声が良くなるサプリメント」という広告があったのでそれを試してみた。
まあ、言わずもがなことではあるけれど、効くわけがない。
少なくとも良くなったとは思えない。まだ牛乳に蜂蜜の方が明らかに効く。
それじゃあ音を聞く方はどうだろう?と思った。
いろいろ調べていたら「カンナビノイドを含む非マリファナ植物をチェック」
というサイトがあった。これは面白いかも、と読んでみた。
●エキナセア
まずこれだ。エキナセアは不安、疲労、関節炎、片頭痛を和らげる効果があると書かれている。そしてこれらは麻の効果に似ていると書かれている。
またエキナセアのある種のものはカンナビノイドを含んでいるらしい。しかしこのカンナビノイドは麻の成分とは少し異なるらしい。エキナセアに含まれるカンナビノイドはN-アルキル・アミドだそうだ。
エキナセアはアマゾンで検索すると錠剤のものドロップ状のもの(のどあめ)とかいろいろある。錠剤のものとのど飴を買ってみた。
ちょうど喉が痛かったのでのど飴は非常に良く効いた。錠剤のものは薬臭さが気になった。
音に関してはそれほど効果があるとは思えなかった。
少なくとも「音の広がり」「繊細さ」に関しては効果があるとは思えなかった。
●ヘリクリサム
Helichrysum umbraculigerum
この南アフリカ原産のヒナギクは大量のカンナビゲロール(cannabigerol :CBG)
を含むそうだ。カンナビゲロールは各種カンナビノイドの元になる物質らしい。
CBGは抗鬱効果、気分安定化、そして抗炎症作用をもつと言う。
国際カンナビノイド研究学会(The international Cannabinoid Reserch Society)
の年次ミーティングの会合でイタリアの自然物化学者のGiovanni Appendinoが
ヘリクリサムの種はアフリカの薬学で「マリファナのように、葬儀で煙を炊くのに使われてたと言った。さらに彼はその植物中にある化合物にはカンナビノイドに類似した向精神薬効果を持つと言っている。
アマゾンで検索するとアロマオイルとしてたくさん売られている。しかも高い。
一番小さな価格の安めのものを買ってみた。
これは通常はアロマ用のランプとかで蒸発させて使うものなのだろう。しかしそんなものは
無いので、ハンカチに垂らして匂いを嗅いでみた。
これも直接だとかなりきつい匂いがする。しばらく嗅いでいると気分的には何か来ている
ような気分になる。
音的にはどうだろうといろいろ試してみたけれど、匂いの効果の方が強いみたいだ。
音はすこし広がりを持って聞こえるような気がする。
また音の粒立ちも良いような気がする。
そこまでは良かったのだけれど、しばらくして片頭痛がし始めた。
それが数時間治らなかった。
たぶんあまりに強い匂いは良くないのだろう。
●エレクトリック・デイジー
Electric daisy-Acmella oleracea
これはまた歯痛止め植物として知られている。アマゾンの人達はこれを強い鎮痛ゲルにしている。この植物の公式な試用では、ケンブリッジ大学の管理の元で作られたゲルは神経端末での鎮痛作用があることが見出されている。
CB2受容体上で働くN-イソブチルアミドとして知られているようなカンナビノイドはこの奇妙な花を強力な鎮痛剤や対炎症剤と成している。
実際、非常に強力なので現在は実際の鎮痛剤として検討されているらしい。
これもアマゾンで検索するとアロマオイルのようなものと、あと「種」を売っている。
育てる気はないし高いアロマオイルを買う気もないのでこれは買わなかった。
しかしこの花を見るとみるからにやばそうな色と形状をしている。
このサイトにはあと、「苔」について書かれていた。ある種の苔が異種のTHCを持っているらしい。これは調べてみたら日本では絶滅危惧種らしい。
それとチョコレートについても書かれている。
これは手軽に入手できるし、音楽を聴くには一番いいような気がする。
原典:
http://herb.co/2016/03/29/non-marijuana-plants-contain-cannabinoids/