12/09/2024

シューリアリズム

 の絵画を見よう特集を日曜美術館でやっていたので起き抜けに見ていた。
その前に「シュルレアリズム」だけれど昔は良く「シュールだねえ」
とか言ってなかった?
今でも言うのかもしれないけど。
でも「シュルレアリズム」って言っちゃうと「シュルだね」だよね?
皆そう言ってるのかなあ?
なんとなく「ファーストフード(fast food)」を「ファストフード」
って言うことになっているテレビ業界がおかしいのと
一緒のような気がする。
first にしろ fast にしろ「ふぁすと」はおかしいと思う。
日本語なんだからいいだろう、というのもおかしい。
と思う。

それでシュールの話だけど、テレビを見ていて思ったのは
この「図」が一番シュールだということ。
このエルンストの絵を前にしてみんなで説明しあっている図。


キュレータはいいとして、専門家とか素人の人達が
絵を見ながら、あーでもないこーでもないと言いあっている。
絵の具の使い方がどうした、エルンストの背景にあるものはとか
年代がどうしたとか、
それって絵画に関係あるんだろうか?
っていうかもし自分が描いた絵を絵具をはがして下地を見るような
見方をされたら怒ると思う。
「お前らが芸術だ何だ言ってるけど俺は好きで描いただけだ!」
と言うだろう。
きっとエルンストもそう思ってると思う。知らないけど。
エルンストが自分の絵画は「芸術だ!」と思っていたかどうか知らない。

展覧会に行くと私は理解している風の人がじっと絵画に見入っているけど、
絵画ってそんな風に見るものだろうか?
そんなに細かいとこまでみるものだろうか?

ちょうどあれだな、写真趣味の人がフェイスブックなどに上げている
写真に「カメラはNIKONのどうしたこうした、レンズはニッコールの何ミリ・・」
とか言ってるのに似ている。
撮った写真を見せればいいだけなのに。
カメラやレンズの紹介をすると写真が変わるのだろうか?
あるいはフェイスブックで自分の持っている楽器の説明しかしない人って
あれはどうなんだろう?
マーチンの1972年製のD-18がどうしたこうした。
D-28と比べてどうしたこうした。
それしか言わない。
それよりも演奏とか、歌うんだったら歌をあげた方がいい。
・・・と思う。