8/18/2016

CG景観ソフト(2) レイトレーシング

しかし、一番最初にポイントごとのデータを表示する方法をやめて、
ワイヤーフレームにした所で、もしもポイントごとの表示をもっと
追及していたら今の自分も少し違う生活をしてたかもしれないと思う。

レイトレーシングというものが出たのはもっとあとの1980年前後だったと思う。
私がCGをやっていたのは1979年だから1年間の時間があったはず。
スターウォーズで満足してしまったのが間違いだった。

対象物の1点が画面のどこに投影されるかを計算するのは、ワイヤーフレームの
隠れ線消去よりもはるかに簡単だ。
その1点がどのような色(輝度)で画面のどこに表示されるかを計算すればいい。
はみ出した点は単純に表示しなければいい。
基本的にはそれだけだ。

まあ、当時のPC8001では色で表現することは不可能だったから、
モノクロのディスプレイを使って白黒8諧調で表示できないこともなかったかも。
それを追及して、どこかのコンピュータ会社に入り込んで1,2年で
開発したらソフト屋になっていたかもしれない。

問題はディスプレイの表示能力と計算速度だったかもしれない。
当時はBASICが便利だったのでそれを使っていたけれど、
BASICでレイトレーシングを細かな画素でやるには相当時間がかかったと思う。

まあ、今だから言えることだけれど。