4/06/2014

シグナルとシグナレス

宮沢賢治の話を初めて読んだのは小学校の6年の時だ。
友達が「これ面白いよ」と言ってくれたからだ。
一番最初に読んだ話は、その時の感情を今でもよく覚えている。
「シグナルとシグナレス」という話だ。
確か白黒の挿絵がついていた。
これはいったい何だろう? と思った。
それから「どんぐりと山猫」、「やまなし」・・・
不思議な話、とは思わなかった。
ただとてもその世界を好きになった。

宮沢賢治は詩集も含めてほとんど読んだと思う。
大学生になって卒論に宮沢賢治を選んだ人がいて、
その人と一緒に花巻の宮沢清六さんの家に行ったことがある。
私は車で送っただけで家には入らなかったし、清六さんにも
お会いしなかった。
でもなんとなくその家の感じは覚えている。

あれからもう半世紀近くが過ぎたけれど、いまだに宮沢賢治のことが
テレビで取り上げられたり、宮沢賢治のお話を元にした作品が紹介
されたりしている。
私としては、そんなものは見たくも聞きたくもない。
j自分が体験したあの世界を大事にしたい。