4/24/2018

Glenn Gould 2

今日はBeethovenの交響曲第6番をグールドがピアノで弾いているのを見つけたので
聴いてみた。
これも昨日の「皇帝」と同様衝撃的な演奏だった。
第一楽章からしてオーケストラで聴いていた曲と同じものか?
と思わせるほどの劇的な演奏だ。
編曲はリストなのだ。同じリスト編曲のピアノバージョンを他の人で以前に聴いた
ことがあった。でもその時は(たぶん)忠実にオーケストラを再現していたように思う。
なぜなら退屈でオーケストラの方がいい、と思ったからだ。

でもグールドの演奏は全く違う。
ベートーヴェンの曲の中に隠されたメロディーを引き出して聞かせてくれている。
とても新鮮だ。

私はメロディーをハミングしながら聞いていたけれど、
どうもハミングがハモって聞こえる。
よく聞いてみるとグールドがハミングしながら弾いている。
しかもメインの旋律ではないメロディーをハミングしている。

ところどころバッハを思わせる部分がある。
これはリストの仕業かグールドの仕業か知らないが、
つい引き込まれてしまう。
すばらしい演奏だ。

誰かがコメントを書いていた。

Beethoven wrote the Symphony.
Liszt transcribed it for piano.
Gould added choral.