寝言の続き。
仮に幽界というものがあって、現実世界と同時に存在していたとすると、
その境界には何かエネルギー障壁のようなものがあるのだろう。
その場合、境界近くの領域に居る現実世界の人間はある確率を持って
幽界にも存在しているはず。
同様に、幽界の幽霊はある確率を持って現実世界にも存在しているはず。
一種のトンネル効果として幽界の幽霊は現実世界に現れる。
我々はそれを見て驚くだろうが、彼らも我々を見て驚くはずだ。
タクシー運転手が幽霊を見ることが多いらしいが、幽霊たちも変なタクシー
に乗ったと騒いでいるはずだ。
現実世界の人間が幽界に存在する確率は波動関数の二乗で表わされるが、
幽界の幽霊が現実世界に存在する確立も波動関数で表わされるのだろうか。
だけど、幽霊というのはそういう理由で存在するような気がする。