9/13/2025

みんなどこかに行ってしまう

 最近特にそう思う。
歳下も歳上もどんどん行ってしまう。
どうすんの?これ
稲垣足穂が歳を取り始めてから
「しまった!もっと早く会っておくんだった!」
と少年たちが歳をとるのを嘆いたことよりも
もっとずっとずっと悲しむべきレベルで時間が流れてしまう。
50歳くらいのころは「ああ、あの人が逝ってしまったなあ」
くらいにしか思わなかったのだが、
いよいよ自分の番が近くなってきた
あるいは先の方で人生が崖のように落ち込んでいるのが
見えてきたように思う。
悲しんでいる時間さえも無いかもしれない
とはいうものの日々にやらなければいけないことがあるので
それを片付けているうちに一日が終わってしまう。
考えてみると30歳の頃からずっとそれだった。
「よし!仕事はやめて自分のことをしよう!」
なんて思っただろうか?
そんなこと考える暇もなかったように思う。
だからあっと言う間だったんだ。
それでも自分の歌とか演奏とか少しは残せた
YouTubeがそれを消さない限り残るだろう、きっと。
残ったからどうなんだ? というのはあるけどね。
文豪のように作品が未来に渡って残るわけじゃない。
いや、未来に残ってどうなんだ?
という疑問はあるけれど、
何も残らずこの世からきれいさっぱり居なくなる
というのも寂しい気がする。
少なくとも今この瞬間にはそう思う。
死んでしまったらそれすら意味が無いかもしれない。

インターネットの5チャンネルあたりで良く見る
「死んだらどうなる?」という書き込みだけど、
たいてい「それは無だ!」と言うやつが現れて終わる。
だけどそこで「無だ」と言ってる事には
死後の世界を想定してそこには何もない、という意味で言ってる
と思う。つまり一応死後の世界はあることを前提にしているように思える。
だけど死後の世界というのは自分だけ居なくなった今の世界が
ずっと続いて行くという意味だ。
自分には死後のせかいだけど他の人には今まで通り続いてい行く
生きている世界だ。
死後の世界はあるか?と言えば何の疑問もなく在ると言うしかない。
死後であるのは自分いとってだけだ、
他の人にとっては今まで通り生きている世界なのだから。
とても寂しい(笑)








喜びも悲しみも

 幾年月
という映画はリアルタイムで見たことを思い出した。

私は父の手を握っていた。
映画館はとても混んでいたように思う。
何も見えなかったから。
あれは4歳の時だと思う。
映画の画面とはか全く覚えていないけれど
壮大な音楽の感じは覚えている

9/09/2025

いや違う、未知との遭遇のことを書こうと思ってたんだ

 「未知との遭遇」のあの5つの音だけど、
あれは天才的だね。
ジョン・ウイリアムズが死ぬ気で考えたのだと思う。
そして今あの映画はあの5つの音のためにあるように思う。
いや、あの映画はあの5つの音の映画だと思う。
一度聴いたら忘れないメロディーだ。

誰か(外国人)が書いていたあの音についての解説を読んだけれど、
シューベルトの「魔王」の旋律に似てるとか、リヒャルト・ストラウスの
「ばらの騎士」に似ているとか言ってるけど
5つの音なんだから、どこかの何かに「似ている」というのは
確率的に絶対あるでしょう。
そういうことじゃなくて、ジョン・ウイリアムズが3音と4音を
オクターブ降下させたこととか天才的だと思う。
オクターブ飛び上がるメロディーというのはいくらでもある。
ドヴォルザークの「母の教えたまいし歌」なんか有名だけど、
いくらでもある。
でもジョン・ウイリアムスのあのオクターブはすごく効果的だ。
特にシンセサイザーで弾いた時に効果を発揮する。

最初の「レ」は次の「ミ」の音で消えてしまうけど
3つ目の「ド」と次のオクターブ下の「ド」と
最後の「ソ」は単純かつ普遍的な「ドミソ」の和音だ。
だけどこのオクターブ下の「ド」が無いとかなり陳腐だ。
そういう意味で天才的だと思う。






9/08/2025

手塚治虫とやなせたかし

 あんな風に二人で徹夜で仕事している所を見ていたら
泣けてきた。
そういう時があったな、と思い出す。
まっちゃんと一緒に夜明けまで仕事したことがあった。
あるいは神津さんと一緒に次の日の昼まで一緒にプログラムを
組んだことがあった。
だいたい何もしゃべらない。
たまに冗談を言うくらい。
その感じがあのテレビではよく出ていた。
ほんとに手塚とやなせたかしがあんな風にやっていたかは知らない。
だけどそれはそれでいい。

徹夜明けの朝の感じを時々思い出す。
決して気持ちいいわけじゃない。
あの感じ。

徹夜で運転して朝日の中を走るのもそうだ。
あの感じ。





9/06/2025

America S&G

 どうでもいいんだけど、
いや自分だって昔はそうだったから、まあいいんだけど
一度気になったらどうしても気になってしまう。

Let us be lovers we'll marry our fortunes together

どうして「結婚しよう」という訳になってしまうのか?
まだ友達同士あるいは恋人どうしなのに
バスに乗ろうっていう時に「結婚しよう」なんて言うわけ無いだろう!
ほとんどの人が「結婚しよう」という訳を書いている、
あるいは歌っている。
ある人に至っては親切にもカンマを付けている。
Let us be lovers, we'll marry our fortunes together
おう!そしたらその後のour fortunes togetherはどうするの?

英語の和訳全般に言えることだけれど、
何か英語には日本人にはわからない特殊な物があると思い込んでる。
だからこういう訳になってしまう。
じゃあ、日本人二人のバス旅だったら最初になんて言うだろう?
とは考えない。
ここにmarryがあるから、とりえず「結婚」だ、としてしまう。

何だったかなあ?他にもそういうのがあってどうしても我慢できなかったから
言ってやったら怒った。
怒るだろうね、知らない人から文句つけられたら。
今はほら翻訳とかやってくれるのがあるから、それでやってしまうと
こうなってしまう。
GPTでやるとどうなるかは知らない。
誰かやってみて、、

それじゃあ、さっきバス乗り場で話したばかりの彼女と、
いや、ああ、もう少し付き合った彼女だったとしても、
席を隣同士にして座ったらなんていうだろう?最初に
「よろしく、恋人同士になって結婚しよう!」なんて絶対に言わない。

この歌だって冗談で「恋人同士になろう!」とは言っているけど、
「結婚しよう」なんて言ってない。
この歌の会話は彼が言っているジョークなんだ。
後の方にも出て来るけど「スパイ」の話もね。

ちょっと待って!じゃあその後の

I've got some real estate here in my bag.

はなんて訳してるんだろう?
   ある人訳:「本物の不動産がこのバッグの中に入ってる」
   別のある人訳:「ある不動産がこのバッグに入ってる」
だいたいこんな訳だ。
バッグに入る不動産って何?

まあそんな感じだね。
さっきのカンマ打っちゃってる人、
どうしてもそこで切りたかったんだろうね。
そうしないと”結婚しよう”にならないから。

「僕らの幸運を一緒にしよう」とか「運命を共にしよう」(硬いな)
とかいう訳にはならなかったんだろうね。



9/05/2025

神保町

 昨日、神保町に行ってきた。
リソグラフの画集を持って行って売ってきた。
本は大きくてすごく重い。
本屋を2、3件回ったらもう嫌になった。
15年以上前だと10万円で引き取ってくれるところがあったけれど、
さすがに今はインターネットで同じものが大量に出ているから
値段は10分の1以下だ。
一番高い金額で行ってくれたところに置いて来た。
7千円だった。
まあ、外装が少し傷んでいたからしょうがないし、
それより重いので早く解放されたかった。

また地下鉄に乗って座ったら、妙に満たされた気分だった。
希望金額には全然至らなかったのに、
それで考えてみたら持って行った本屋のおじさんと
話をしたことを思い出していた。
本の話やネットで売られている本のことなど、
3人3様に話をした。
昨日まで人と(男の大人)話すのは久しぶりだった。
どうもその話ができたことで満足できたらしい。
立ち話ではあったけれど、いろいろ話ができた。
それはとても有意義だった。

前に神保町に行ったのはいつだったか思い出せない。
たぶん10年は行ってない。
行く用事が無い。
お茶の水から靖国通りの前までは何度も行った。
楽器屋には何度も行ったから。
だけど靖国通りは越えていなかった。

車で行こうか迷ったけどやめた。
それでしょうがなく思い本を抱えて行った。
ああ、そうだ、すごく暑かった。



9/03/2025

今度はパラの事故2件

 この一週間にパラグライダーの2つの死亡事故。
その前のソアラーの死亡事故を入れると3回続けてだ。
これまでもグライダー関係の事故は続いて起きることが多かった。

最初のパラは山沈したらしい。
13時間も木の上にいたとか。
ハングもパラも山沈(山に落ちる)、ツリーラン(木にランディング)は
普通にあったけれど、死亡事故は無かったように思う。
私の友人も5,6時間誰も気がつかずに自分で木からおりてきた人がいた。
でも仲間と一緒だったら「そういえばあいついないな」と気がつくはず。
それに13時間くらい木の上に居ても死ぬことは無い。
たぶん怪我していたのだろう。
降ろすときにそんなに焦った様子が無いので
出血ではなくどこかを打ったのだろう、きっと。

今日の事故は海に落ちた。
詳細がわからないがモーター・パラのタンデムフライトだったようだ。
モーター・パラがどうして? と思う。
見た人によると回転しながら落ちたらしい。
スパイラルダイブに陥ってしまったようだ。
問題は落ちたのが海だったということだ。
モーター・パラだから二人とも機体にハーネスごと固定されていたと思う。
そのまま海に落ちたら機体(エンジン)と一緒に沈んでしまう。
だから海や湖の近くで飛ぶときはナイフを持って飛ぶ必要がある。
ハーネスを切り離さないと泳ぐことも浮くこともできないから。
今日のパイロットの人はどうだったのだろう?
パイロットもだけどタンデムで乗っていた女性のお客さんは災難だった。
さっきのニュースでは亡くなったとは言っていなかった。
心肺停止だとか。
生還するといいのだけど。

9/01/2025

グライダーの墜落

 というニュースが今日あった。
映像を見るとすごい壊れ方だ。
このグライダーと言ってるのはソアラーだ。
大きなやつ。
それが完全にばらばらになっている。
どういう落ち方をしたのだろう?
滑空したいたならあんな壊れ方はしない。
あれはとても急な角度で落ちたようだ。

場所は利根川。
ウルトラライトプレーンとかの飛行場がある。
スカイダイビングの着地場所もある。
その川淵の草原の中みたいだ。

まだ20代の女性だったようだ。
焦ったであろうと思うといたたまれない。
だいたいソアラーって何か安全装置があるんだろうか?
まったく知らないけど、聴いたこともない。

ハングはパイロットが操縦不能になったら
手を離せば機体が勝手に水平になってどこかに着地する。
機体が壊れてもだいたいグルグル回りながらゆっくり落ちて来る。
あるいは緊急パラシュートを広げればゆっくり降りて来る。
その他の事故は大体パイロットが何かやってしまったせいだ。

だけどソアラーはパラシュートを備えているのだろうか?
体を守る装備があるのだろうか?

今調べたらパラシュートを装備するのは競技大会の時だけらしい。
通常は装備しないらしい。

何か非常の場合の装置が欲しい。