彼女には会ったことも話したこともない。
・・・と思っていたのだけれど、そうだろうか。。
なぜか捨てずに残っていたこの本が本棚にあった。
それを眺めていて思い出したのは、記憶だろうか?
それとも後から勝手にそう思ったことだろうか?
毎年1回は札幌ー東京を車で往復していた。
甲州街道を調布から都内に向かう途中、環八を右折したところに
彼女の店があった。
確か、、一度その店に入ったことがあった。
そこに誰か女性がいた。
そのころはバイクには興味が無かったからちらっと店の中を見て
すぐに出てきた。
今思うに、あの女性は彼女だったのではないだろうか。。
バイクの免許を取ったのはそれからずいぶん後になってからだ。
その時には彼女はもう居なかった。
この本はいつ買ったのだろう?
もうハング関係の本もバイク関係の本も全部処分したのに
これだけ残っていた。
堀ひろ子さんは私より1つ年上だったんだ。。
父と同じ誕生日だ。