2/04/2018

未来へ



どこかでもう書いたような気もする。書いた?
札幌の本屋で1冊の本を買った。確か2000円くらいした。
高かった。未来はどうなるかみたいなことを書いた本だった。
内容は退屈な内容だった。
でも中の1ページ見開きでこの絵があった。
この絵を見て置きたくて買ってしまった。
この絵が2000円だ。
その本を先日処分した。
文字通り処分した。
でもこの絵だけはスキャンしてとっておいた。

この絵が好きだ。
どこか遠い未来にいて、静かにこの景色を見ている気分になる。
この絵のような世界がもしできるとしたら、
ものすごく遠い未来だろう。
100年やそこらでは世界はそれほど変わらないということは
いままでのSFや映画でわかっている。
だからこんな景色はずっとずっと遠い未来の景色なんだろうと思う。

ここでかがんで眺めている人は自分のような気もする。
あるいは遠い未来の自分の末裔か。
後ろ姿に見覚えがあるような気がする。

もしも遠い未来、この世界のような未来にこれを読んでいる人がいたら、
君は私だ。