その頃は良く小樽に行っていたので、その歌を聴くと小樽の坂と港を思い出す。
山手の「ドルフィン」というお店は行ったことが無かった。横浜に30年近く住んでいるが今まで行く機会が無かった。それで自転車で行ってみようと思った。
前に港までは走ったので、今回は途中まで地下鉄で行く事にした。
バッグを買ってあったので、自転車をたたんでかばんに入れ担いで地下鉄に乗った。幸い平日だったので車内は比較的空いていた。先頭車両の一番前のスペースに乗ったので他の人の邪魔にもならなかったと思う。
関内で地下鉄を降り、出た所で組み立てた。10分もかからなかった。
入れてきたカバンをリュックに入れたのだが、考えてみるとまた同じ駅に戻るなら他のものと一緒に駅のロッカーに入れて置けばよかった。
関内駅から海に向かって走った。
海まではすぐだ。大桟橋に寄ってみた。ボードウォークの手前に駐輪場がある。それを知らずにボードウォークを走ってしまいスピーカーで注意されてしまった。
何かお店があったら簡単に何か食べようと思って下に降りたがレストランが1軒あっただけでファーストフードのようなお店は無かった。この日は港がきれいに見えた。
そこからう海沿いを走り、本牧からぐるっと丘陵を回って根岸駅を目指した。そこまではほとんど起伏の無い平坦な道だった。根岸駅から根岸台に登る道はとても自転車をこいで登れなかったので降りて押して歩いた。カーブを曲がるとすぐに右手に「ドルフィン」の看板が見えた。
この写真の右側の道を向こうから上ってきたことになる。
もう2時を過ぎていて何も食べていなかったので何か食事をすることにした。
お店の中は自転車で走ってきたラフな格好にはちょっと合わないかな、と思われるような感じだったけれど、気にせずに入った。
食事をして気がついたのだけれど、このお店は前に来たことがあるように思った。いつだっかはわからないけれどこの景色には見覚えがあった。
さすがにソーダ水は頼まなかったけれど、3時丁度に「海を見ていた午後」がお店に流れた。丁度その日の午後にはぴったりだった。