6/02/2014

量子論と現実

どうも気になっているのはNHKで放送された一連の超常現象についての番組だ。
その中の「乱数発生器が人間の思考によって乱される」という内容のものだ。

その乱数発生器は量子論的な光子の挙動でビット立つカかどうかを決めているらしい。
そのタイプの乱数発生器はネットでも売られている。
番組ではその乱数の値が世界の大事件によって乱れたことがあると言う実験結果を
報告している。また大規模なイベント(burning-man)でその値が乱れたという結果も
報告していた。

しかし根本的な問題として、その原理の乱数発生機が何らかの影響を受けて
乱数の値に問題が起きるとしたら、それは純粋な乱数発生機ではないだろう、
ということもできるのでは、と思ってしまう。

その乱数発生機の原理を利用してシュレーディンガの猫をシミュレーションする
ようなものは作れないだろうか。
あるいは念力を検知するような装置はできないだろうか。
もしもNHKの放送内容が事実であればそれも可能だろうなと思う。

恐らくその乱数発生器は1ビットのビット列の次のビットが立つかどうかを光子が
検知されるか否かで決めているのだと思うが、1とゼロだけ出るサイコロを振って
いるようなものだろう。 神はさいころを振らない、と言った人がいるが、乱数発生器
の中では神がサイコロを振っているのだろう。

昔、仲間と徹夜で麻雀をしたりブリッジをよくやった。
その時に思ったのは、宴もたけなわになってくると、次に出る手を決めることが
できるように感じたことだ。
覚えていることでも、2つのサイコロを3人順番に振って、3人とも6・6の目を
「出ろ」と言って振って、出したことがある。
3人とも6・6の目が出た。 それ以降は絶対にそういう目は出なかった。

麻雀やブリッジ、ポーカーなどでも出て欲しい手を念じると出ることが多い、
と感じた。 たぶんそれはゲームが終盤になって、実際にその手が残りの山の中に
残っていた確率が高かったということもあるだろう。

世の中には巨視的量子現象と言うものもあるらしいので、乱数発生器に
それを観察する人の意思が影響するというこもあるかもしれない。
・・・・と思うと、世の中が少し面白くなる。